遂に超党派の再審法改正実現議員連盟が発足!

2019年3月2日に結成された冤罪犠牲者の会の最初の仕事は日弁連会長に面会して、再審法改正の必要性を訴えることでした。残念ながら当時の日弁連からは熱意を感じることができませんでした。これは長い闘いになりそうだ、というのがその日の正直な感想でした。

それから5年、今年の3月11日、超党派の国会議員による『冤罪被害者のための再審法改正早期に実現する議員連盟』の設立総会が開かれ、発足しました。冤罪犠牲者の会はこれまでも「再審法改正をめざす市民の会」などと連携して、何度も国会議員会館をまわり、国会議員アンケートを行い、院内集会を開催して再審法改正の必要性を訴えてきました。そして昨年、日弁連の中に生まれた再審法改正実現本部が与野党に働きかけてくれ、遂に再審法改正実現議連ができました。私たちが目指してきた大きな目標が実現したことになります。

(以下は週刊金曜日オンラインの記述)
「ついに」と言うべきか、「ようやく」と言うべきか――。与野党の国会議員たちが史上初めて、えん罪被害者の速やかな救済を実現するため、再審法(刑事訴訟法の再審制度の規定)の早期改正に動く議員連盟を3月11日、発足させた。これまでその問題には気づきながらも、多くの国会議員が結束して行動を起こすには至らなかったが、袴田事件で年齢を重ねた当事者の姿や、日本弁護士連合会(日弁連)による粘り強い働きかけが、法改正をめざす動きにつながった。