菊池事件の再審開始を求める署名にご協力ください。

菊池事件をご存知でしょうか。
1951(昭和26)年8月1日、熊本県下のS村において、竹竿にダイナマイトがくくりつけられたものが、H氏方に投げ込まれ、H氏とその次男(当時4歳)が負傷するという事件が発生しました。同年8月3日、同村在住のF氏が、殺人未遂、火薬類取締法違反の疑いで逮捕された。F氏はハンセン病患者であるということで、隔離施設である菊池恵楓園内の施設へ勾留され、同園内に作られた特別法廷で裁判を受け、懲役10年の有罪判決を受けます。F氏はただちに控訴。代用拘置所から逃走し、逃走罪で指名手配されます。しかし、熊本県S村の山道で、H氏が全身20数カ所に切創、刺創を負って死亡した状態で発見された。捜査機関はこれもF氏による犯行と断定。F氏は自宅のある集落近くの小屋にいるところを発見され、逮捕されます。

F氏は2つの事件について犯行を否認。死刑確定後も3回にわたり再審請求を行ったが、いずれも棄却された。全国的にもF氏の再審を支持する運動が広まり始めたが、第3次再審請求も棄却され、その翌日、F氏の身柄は福岡拘置所へ移され、同日そのまま死刑執行。

ハンセン病患者に対する差別と偏見なしにこの事件は語れません。無実を叫びながら死刑執行されてしまったF氏の無念を晴らすためにも、署名にご協力ください。
署名の呼びかけをポッドキャストで聴く→ http://enzaibusters.seesaa.net/article/480312371.html

署名用紙は下記を右クリックでダウンロードできます。